【学年及びトピック名】 第6学年 色や形 | 指導案 |
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【単元名】 世界の旗!わたしの旗!! | |||||
【活動名】 記憶力テストに挑戦! 《本時5/6》 | |||||
【目標】 英語での読み語りをしっかり聞き、進んで課題に挑戦することができる。 〈コミュニケーションへの関心・意欲・態度〉 英語での指示に反応し、ゲームを楽しむことができる。 〈コミュニケーションの技能・表現〉 |
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【授業のポイント】 ☆必然的な場の設定 絵本の読み語りと言えども、色の記憶力ゲームということで、児童は、ワークシートの絵を手掛かりにALT(またはHRT)の読み語りを真剣に聞くことになる。「全文を理解しなくとも、知っている単語と色の名前を聞き取ったら、なんとなく分かる。」という経験を体でつかませたいので、キーワードとなる言葉には、強弱や緩急、身振り等を交え、注目させる(興味をもたせる)手立てを入れる。児童からの要求があれば何回でも読んでやることで、英語を真剣に聞き取ろうとする意欲がわいてくることをねらう。 高学年であることに配慮し、まずはアウトプットを強要しない活動、それでいて興味・関心をかき立てる知的活動を仕組みたい。つかめばよい英単語は簡単であるが、とても高度な英語を理解できた気分を味わうことができるというのもこの授業のメリットである。英文を作成する際、児童の身近にある題材を取り入れることを心掛けた。 ☆新しい単語のインプット 新しい英単語(月名)を既習の簡単な英(色)と組み合わせてゲーム形式で楽しませる。興味を持たせにくい題材や暗記を要求される題材であっても、抵抗をなくすための手立てをとり、強要せず自然にインプットされていくように仕組む。 |
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時配 | 児童の主な活動 | 指導上の留意点と主な英語表現 | 備考 | ||
20 |
1 | 読み語りによる記憶力テストをする。 物語の中に出てくる色を記憶し、ワークシートに色塗りをする。 色塗りのワークシート 色塗りの様子 |
○ ○ ○ |
色や動物、聞き覚えのある単語など、手掛かりになりそうなところはジェスチャーや強弱を加えながらゆっくり読む。 One morning in spring, a man in Hokuzan called all of them. A little gray mouse climbed up the red roof, while a brown raccoon dog showed himself behind the schoolhouse. A purple dog came running between pink and orange flowers. Yellow butterflies were flying around the school garden. A little green bird sang loudly in the light green tree against the blue sky. A big white rabbit and little black rabbit came down from the top of the mountain. The man saw all of them and started to tell the story. リクエストがあれば何度も読み上げる。 黒板に拡大したワークシートをはっておき、読み上げて実際に色を塗って確かめながら答え合わせをする。 |
ワークシート 拡大ワークシート(掲示用) |
25 |
2 |
瞬発力カルタ取りゲームをする。 カルタ取りゲームの様子 |
○ ○ |
前時で出し合い決定した学級の月の色のイメージを確認しながら月の言い方の復習をさせる。 12色で塗られた月のカード1セットをグループ数準備し、英語で月名を読み上げ、カルタ形式でその月のカードを取らせる。月名を読んだ後で色を加えて再度読み上げ、色を参考にさせる |
色が付いた月のカード×グループ数 |
【授業を振り返って】 「英語の絵本の読み語りを聞き、その絵本に関するクイズに答えることで、英語のやり取りを楽しむ」経験のある児童、「本時で使う既習の英単語を想起させる際、提示したカードを使って暗記力ゲーム的に楽しませることで、実は既習の英単語の復習・定着をねらう」活動に慣れている児童に、それらをミックスした形での授業を行った。指導者の主たるねらいは、「英語を真剣に聞き取ろうとする場の設定」「それによる成功体験」であるが、児童はゲーム感覚で楽しめ、高学年としての知的好奇心も満足でき、答え合わせの際まで集中できていた。英語の長文を児童なりに聞き取れたことで自信をもつことができたようである。 最初の活動が静的な活動であったため、二つ目は動的な活動を仕組んだ。次時に自己紹介で「月の言い方(誕生月)」も学習する予定であったので、難しいと思われる「月名」を耳慣れさせるために行った。前時に学級で月のイメージカラーを決めていたので、最初読み上げる「月名」が分からないときは、次の「色」を手掛かりとできるよう、日本語表示の1月=白のように色を付けたカードを用意した。英語で「月名」と「色」を聞き取ってカルタ取り形式で取り合わせたため、少々難しいかと思われた新出の「月名」でも抵抗なく盛り上がった。 ALTと同レベルでの対戦が可能なため、みんなで楽しむことができた。ALTが「母語(英語)→外国語(日本語)変換」してカルタを取る様子から、ALTが自分たちと逆の立場で言語に対応していることを目の当たりにでき、新たな視点で刺激を受けていた。 |